全国の警察が07年に検挙した児童ポルノ事件で、被害者が判明せず医師が身体的特徴
を鑑定して児童(18歳未満)と判断したケースが143件、延べ1696人に上ること
が、毎日新聞の調べで分かった。本人を特定できない画像がインターネットの普及で大量
に出回っているためで、鑑定でも児童と判断できなかった例も多い。ネット社会で児童ポ
ルノのはんらんに歯止めが掛けられない実態が明らかになった。
現行法は18歳未満の子供を写した性的画像の販売や公然陳列などを禁止している。
警察庁によると、07年検挙の児童ポルノ事件は567件、被害児童は延べ304人だった。
だが被害児童数は、本人を特定できたケースだけで、画像鑑定で児童と認定された人数
は集計されていない。鑑定により児童と認定し立件した事例について、毎日新聞が各警察
本部に調査したところ、23都道府県で143件、被害児童数は延べ1696人に上った。
大阪府警は07年4月、出会い系サイトで知り合った女児に性的な写真を撮らせて携帯
メールで送らせた男を逮捕した。通信履歴が消えていたため被害児童を特定できず、画像
から13〜15歳と判断した。岡山県警は同2月、ネットオークションで買った画像を再
びオークションに出品していた男を逮捕した。鑑定により被害児童12人を11歳未満と
認定した。
一方、少なくとも警視庁と神奈川、岩手県警で、児童ポルノとみられる画像を認知した
が鑑定でも18歳未満と判断できず、立件を見送った例があった。
警察庁の福田正信・少年保護対策室長は「特定できない被害児童が多いことは、製造さ
れた児童ポルノが繰り返し複製されて大量に出回っていることを表す。年齢の鑑定すら不
可能な画像も多く、実際の被害児童はさらに多いはず」と話す。
現行の児童買春・児童ポルノ禁止法では販売や提供を目的とした所持は違法だが、自分
で見るためだけの「単純所持」は禁止されておらず、拡散の温床との指摘がある。
毎日新聞 2008年6月2日 2時30分
(コメント)
2ちゃんねるというアングラ企業を追いかけていると必ず目にするのは
児童ポルノに関わる巨大マーケットの現実。
2ちゃん系のスケベサイトは数多くありますが、最近特に目立つのがこの
児童ポルノ系。2ちゃんねる系と思われるサイトでの品揃えは他を圧倒
しています。2ちゃんねる管理人の博之氏自身も、児童ポルノを含む
アップローダーで利益を得ています。ウィニー等による情報流出画像も
大きな集客源となっているのが現実です。
その流出した画像にも明らかに未成年者と思われる人物が大量に含まれて
います。(ほとんど無修正)それらのファイルはDVD化又は、有料会員用の
ダウンロードファイルとして彼等の収入源にもされています。
2ちゃんねる色の強い週刊誌等では、その特集も頻繁に組まれています。
プロのアダルト女優ならまだしも、素人の裸体ばかりが本人の同意も無く
週刊誌に晒されているわけなので被害者の心的ダメージは計り知れません。
罪は全て情報を流出させた者の自業自得という形で、晒しの正当化を図れば
いいだけなので出版社にとってもウィニー&2ちゃんねる様様でしょう。
被害者も騒げば傷口を広げてしまうため、訴えられることは絶対にないという
出版社側の自信がなせる業と言えましょう。外道としか言いようがない。
被害者が弱い立場にあることをいいことに、好き放題暴れまくっている
2ちゃん系記者・・・マジにブチ殺したい気分です。
記者という肩書きがあれば何しても許されるというのなら、記者という生き物は
ヤクザよりも独裁者よりも邪悪な存在なのだと思えて仕方が無い。
個人が特定できるほどではないというのが、出版社側の主張と思われますが
その週刊誌の情報を元に、ネットで検索すれば、そんな個人情報などは
ゴロゴロ出てきます。酷いケースでは晒されている女性の実名を大きく
掲載しながら集客しているサイトさえもあります。
こういうのが好きで好きでたまらないというユーザーをターゲットに
それ系の者達は大きな利益をウィニー被害によって得ているというわけです。
ウィニーに関連したマーケットは他にもあるのですが、最も知られている
ものの一つをここに書いてみました。
彼等が慶應義塾の村井教授まで引っ張り出し、2ちゃん系の弁護団まで
結成してウィニー開発者やウィニーそのものを守ったのには、そうした
マーケット事情があるからです。
あの連中が、純粋に技術開発の旗を掲げるような玉に見えますか?