「よってたかって自分のことをほめてくれる団体がいればいいのに」――誰もが1度は思うそんな気持ちに応えてくれるというネットサービス「おれさまファンクラブ」が、「デイリーポータルZ」に登場した。自分のファンからの書き込みでいっぱいの掲示板風ページを作れる。
名前を入力し、「自分の体で自慢できるところはどこですか?」「過去の栄光で当てはまる、もしくはいちばん近いものを選んでください」など4択の質問に答えると、なつかしい雰囲気の掲示板に、ファンのみんなから自分への書き込みが並ぶ。
「○○さん追ってもう2年になりますが心の中の炎は衰えません」など応援メッセージだけでなく、荒らしっぽいコメント、それに対して「そんなことを言うひとゎファンではないと思います!」といったフォロー、まったく関係ない宣伝URLなども投稿されていて妙にリアルだ。
掲示板ごとにURLも発行。友人に送って自慢できる。「『ネットでこんなの見つけちゃったよー』などと言ってメールで送ったり、Twitterに流すのもいいでしょう。自分の寂しさには気づかないふりをしてお楽しみください」としている。
(コメント)
早い話が、「サクラ」の派遣サービスということなのでしょう。
素直にサクラと表現すればいいのに、そう表現してしまうと何かと
不都合な予備知識をネット住人に与えてしまう可能性があるため
このように表現しているのかもしれません。
このサービスの書き込まれ方、今まで有名人等のブログでもよく
見かけることの多かった書き込みパターンですね。
ネットを長くやっている人々の間では公然の秘密として認識されてきた
サクラ稼業の世界。それが今では徐々にではありますが、一般にも薄々
気づかれ始めてきたものだから、これではマズイと思った業界人達が
「もともとから掲示板社会には専業のサクラが大勢存在していた」・・と
気づかれるよりは、「サクラはいるようだが、それは最近になってからだろう」
と認識されたほうが、ネット社会の知られたくない過去の現実はバレ難くは
なるのでしょう。
それに、モロにサクラの書き込みだとバレそうになれば、これはきっと
「おれさまファンクラブ」というサービスじゃないのか?と言い逃れも可。
この言い逃れができないように、各人がこのサービスの開始日を把握して
おくのもいいでしょう。
サクラ稼業無しでは今時の黒い権力者達にとって不都合でしかないのがネット。
ネットの黒い連中も、実はサクラを日常的に組織し、世論扇動を行ってました
などと、カミングアウトできないので、何とか一般にもサクラの存在を少しずつ、
さり気なく認知させていき、最後にはサクラの存在を肯定的に受け入れさせようと
考えているのか。どんな形であれ、彼等は落としどころを探っている気もします。
企業等の評判を落とすための吹聴工作や、誹謗中傷目的のネガティブキャンペーン
の扇動など、これらに対抗するには逆SEOや書き込みの削除だけでは対処は不可。
これだけだと、削除に気づいた敵側に「不都合な真実だから削除しやがった」と
叫ばれ、批判する側に正義ありと言わんばかりの状況となり返って逆効果です。
それをせずにどうにかするには、サクラを使って名誉回復のための世論を作りあげる
しかないわけです。敵側の虚偽や悪意を見抜ける人、客観的に擁護してくれる人が
都合よく現れる人情派なネット社会なら、サクラ稼業は必要ないのでしょうが、
現実的に考えるとそれは最早奇跡でしょう。
つまり・・あれもこれも、ネットの現実はサクラ恃みみたいなものということです。
やっていることは、モロ、サクラなのにどこの関係者もそれらをサクラと表現
されるのを異様に拒絶する。
ではサクラと、その仕事のやっていることの違いを幾つか挙げてみてくれと
追求すれば、たぶんその「自称・サクラでない人」は答えに困ると思います。
ですが、そんな彼等の表現に対する拘りは、サクラをサクラとして見てほしくない
という、人として最低限捨て切れないプライドを垣間見ているような気がします。
とにかく表現だけでもサクラと名乗らせないでほしい・・という願いでしょうか。
サクラという役回りは、専業というよりも、一つの業務で、日ごろは何らかの
IT関連業務をこなしつつ、サクラという付加業務もあるというのが実態なのだと、
ある垂れ込み情報もあります。
サクラの花びらは散ってこそ美しく、次の新たな葉もつけられるんです。
いつまでも枝にへばりついてては、新たな葉も実も生えてきません。
そろそろ潔く散ってはくれませんか・・・ネットの健全な発展のために・・